厳しい、しかし頼もしい──。 太平洋戦争において、部下からそのように慕われた名指揮官がいる。 木庭知時(こばともとき)少将である。 その名はあまり知られていないが、彼の真価は、インパール作戦中止後の、過 16世紀から19世紀にかけて行われた「奴隷貿易」。 悪名高きこのシステムは「人種差別が原因だ」と認識している人は多いでしょう。 しかし現代の歴史学では、差別は“後付けの正当化”だったと考えられています。 太平洋戦争の末期にかけ、当時の政府は現在の中国・東北部に位置する「旧満州」への移住と開拓を国策として進めました。 幼い頃、開拓団の一員として岩手から大陸に渡り飢えや家族の死といった多くの苦難を経